Serious Sam: The First Encounter、The Second Encounterレビュー

注意:このレビューは、以前私のサイトで掲載していた過去のレビューを修正加筆したものです。ゲームに対する考え方等は、できるだけ執筆当時のままにします。

このSerious Samシリーズは、The First Encounter、The Second Encounter(クラシック版)、Serious Sam 2、Serious Sam HD(クラシック版を新エンジンでリメイク)、Serious Sam 3:BFE、及びインディーが制作したものがある。いずれもSteamで購入できるが、ゴールドエディションやらコンプリートパックなど詰め合わせも販売されているので、重複して買わないよう注意したい。尚、ここでのレビューは、2001年及び2002年に発売されたThe First Encounter、The Second Encounterのクラシック版である。

FPSに慣れ親しんでいれば、クリアーするための英語はほぼ不要と言ってもいいだろう。謎解きは、幾つかのスイッチを押したり、アイテムを集めたりするぐらいである。一方、ロケーションや敵キャラの説明は英文で書かれており、Samも時々喋ったりジョークを放ったりするので、聞き取れれば一層楽しめることができる。

ゲームは、言わずもがな「目に見える限りの敵を、片っ端から撃ちまくる」、これである。当時、新しいタイプのFPS、すなわちリアル系やステルス系が出ており、ネットの評価も上々だった。しかし、この作品は、「FPSは撃つことありき」という黄金律を再認識させた。あまりリアル系やステルス系を好まなかった私は、体験版を何度もやり込んだ覚えがある。大量の数が四方八方(空も含む)から同時に攻めてくるので、残弾を考えながら撃ち倒す必要がある。

その激しい戦闘故に没入感は請負だが、あまりにもそれ一辺倒なので、1回のプレーが長く続かなかった。さらに悪いことにSecond以降も基本的に一辺倒のゲームプレーなので、もっと緩急のつけ方や、箸休め的な要素が欲しい。パズルや仕掛けが多く取り入れられていたが、これは単に戦いづらくなるだけで、面白いとは感じなかった。

Firstのプレー時間は20時間ぐらい(難易度ノーマルとハードをクリア)、Secondのプレー時間は28時間(同様に難易度ノーマルとハードまでクリアー)ほどだった。後者が伸びているのは、単にゲームのボリュームが増えたおかげである。

私は、必ず初回プレーを難易度ノーマルで始めるが、他のアクション系FPSと比較して数段難しいと断定できる。そのため、慣れていない人は、イージーに落としてプレーすべきだろう。そうすると、敵の数が減ったり、最大弾薬数が増えたり、逐次ヘルスが回復したりする。

このゲームのストーリーは、あまり前面にアピールしていない(FirstやSecondでは、サムが誰かと会話するシーンがあまりない)。人類存亡の危機を回避すべく、サムがメンタル軍との戦いを続けている…と言ったもの。

残念ながら、敵の種類については不満がある。というのも、Secondでは、いくつか新たなものが加えられているものの、ほとんどがFirstのものから引き継がれているからだ。ボスに関しても、Firstに比べるとSecondのボスはあまり印象的ではなかった。また、AIも単に死ぬまで一直線に突っ込んでくるものが多く(これは大量の敵のAI処理を軽くするため)、単調さを助長している。パッチが当たる前は、何度か敵がスタックして先に進めなくなる場所があった。

Firstのマップはエジプト一辺倒で、人によっては飽きてしまうかもしれない。Secondではマヤ、バビロニア、中世ヨーロッパの3つがあり、バリエーションも豊かになった。幾つかのマップは、地平線の向こうまでの広がっており、このような開放的なゲームは存在しなかった。

シリアスエンジンは、当時のグラフィックエンジンとしては、かなり画期的だった。周知のことだが、広大なアウトドアを描画できること、大量の敵が出現してもフレームレートの低下が少ないことの2点を特徴としている。しかし、写実的というよりカートゥーン調であるため、特にキャラクターなどの造形は安っぽさを感じた。Secondでは、一部のエフェクト(爆破エフェクトなど)が改良されているが、概ね同じである。個人的に火炎放射器のエフェクトは霧のようで不満が残った。

武器やアイテムは、FPS定番の武器が揃っている。中でも爽快感あふれるのがSCB Canonだろう。巨大なボーリング玉を射出するので、突っ込んでくる多数の敵に撃つと、肉片の列がずらりと並ぶ。Secondでは移動スピードを劇的に上げたり、画面上の敵を一掃する補助アイテムが登場するが、個人的にこれはいらないと思う。

サウンドは、その文明に合った民族調の音楽が流れるのでとても良い。戦闘になると、ロックに切り替わる。一方、武器発射音などのエフェクト音は普通。

このSerious Samは、FPSの中でも最もアクション性の高いゲームの一つとして非常に有名であるため、一度はプレーしてみるべきだろう。

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