Killing Floorレビュー

注意:このレビューは、以前私のサイトで掲載していた過去のレビューを修正加筆したものです。ゲームに対する考え方等は、できるだけ執筆当時のままにします。

kflogoこのKilling FloorはTripwire Interactiveによって開発され、もともとUnreal Tournament 2004の協力プレー(Coop)MODであった。現在、Steamから購入できる。また、既に続編も早期アクセス状態となっており、ゲームコンテンツの追加やバランスの調整が行われている。尚、このレビューは執筆当時(2009年)のバージョンで、現在のものとは異なっているので了承してほしい。kf11オンラインCoopに特化したゲームなので、ストーリーは取って付けたようなものである。英国で怪しげな人体実験を行っていた会社が事故を起こし、その被験体が逃げ出してしまう。プレイヤーは軍や警察の1人としてその事態を収拾させる。

英語は不要。移動、銃撃、買い物ができれば事足りる。

ゲームは簡単明瞭である。ウェーブ毎に敵が一定数スポーンするので、それを最大6人のプレーヤーで片っ端から撃ち殺していく。殲滅すると、商人がマップのどこかに1分間現れるので、稼いだ金で弾薬や強力な武器を購入して次のウェーブに望む。最終ウェーブには、強力なボスが出現するのでそれを撃破するとクリアーとなる。
kf01ゲーム独特の要素として、Perkと呼ばれるクラス制を採用している。所謂メディックやらコマンドーであり、それぞれの長所がある。しかし他の対戦オンラインゲームのような明確な違いや役割の分担は無い(例えば、誰でも回復キットを持っている)。ぞれぞれのクラスのレベルを上げる必要があり、恩恵が更に豊かになるものの、これは非常に面倒くさい作業になっている。尚、クラスの変更はウェーブ毎に1回だけ可能である。
kf02さて肝心のゲーム性は、シビアな仕様で大量の敵を蹴散らしていくものである。プレイヤーの耐久力は(アーマーを着てても)低く、移動力も遅い。銃の反動は大きく、また集弾性も低い。さらに照準すらなく、正確な狙いはアイアンサイトにしなければならない。重量の概念もあり、せいぜい持てる主力火器は2つ。このような制限の中で、大量の敵を捌けるのかと疑問を持つかもしれないが、いくつかの例外を除き、敵の移動力はゆっくりであるため、この仕様が足枷になっているとは感じない。敵は兎に角人海戦術というか、雑魚キャラの肉壁で押し寄せてくるので、後退しながらヘッドショットで速やかに撃破していく。何十倍の彼我戦力差と戦うものの、実質プレイヤーの脅威は特定の敵であり、これらを優先して撃破するとよい。残りの雑魚キャラは簡単に倒せるが、後ろから刺されたり、周囲に群がったときに脅威になるだろう。また退路を絶たれたときが全滅確定で、常にどこに退くかを念頭に置く必要がある。溶接機でドアを封鎖することもできるが、これは敵の侵入を遅らせると同時に逃げ道も消える諸刃の剣なので、良く考える必要があるだろう。
kf03ゲームは敵を蹴散らしていく協力プレーゲームである為、否が応でもValveのLeft 4 Deadと比較されているが、私に言わせれば共通点などなにもない。L4Dはゴールに向かって駆け足で進んでいくゲームだが、このKilling Floorは敵の殲滅が目標である。難易度のカーブも、L4Dは感染者ラッシュやタンクによる緩急が目に見えてはっきりしていたが、このKFは徐々に厳しくなっていき、いつの間にか四方八方十六方を囲まれてなぶり殺される難しさがある。また、L4Dではプレイヤーが連携してプレーせざる得ない仕様だったが、このKFではそのような強制的な縛りはない。あえて言えば、敵の数が余りにも多く、強敵は1人で倒すには無謀すぎるため、協力して戦った方が賢明なのである。最後に、KFではZET Timeという所謂スローモーションがある。これは連続してヘッドショットを決める芸当をすると、5秒間だけ時間の流れが遅くなる。これは何処でも誰でも適用されるが、戦闘区域以外にいても特に煩わしいとは感じない。
kf09FPSとしての基礎は十分に合格している。銃の発射感覚は、反動と発射音によって撃っている感覚がしっかり得られている。敵の肢体欠損表現も激しく、当てている感覚が非常に良い。スローモーション中2丁拳銃を乱射すると、すこぶる心地よい感触を得られるだろう。致命傷を負うとヨタヨタ歩きになって、死の危険性が高まる。kf10オフラインモードは全くやってないので割愛。マルチでは参加人数によって敵の出現数が異なるので、撃ち足りなかったということにはならない。難易度ハード以上は、レベル上げを前提にしてある難易度なので難しい。6ウェーブ辺りから強敵が雑魚と共に出現し、ここから本調子となる。最高難易度Suicidalは小休憩も許さないような激しい戦闘と言える。満タンに買っておいた弾薬が空になってしまうのは当たり前で、ウェーブをクリアーした時の報酬金額も最低限。また最終ウェーブに登場するボスは、正面気って戦おうとするのは愚の骨頂である。とにかく全員が集まって、適切なプロセスを行わないと1人また1人と葬られる。kf12基本はオンラインゲームなので、飽きるまでがプレー時間となる。ゲーム性が単調なので、1回のプレーが長くなることはなかったが、シューティングの質が非常に高いため、明日もプレーしたくなる中毒性をもっている。実績やPerkを全て達成しようとなると、膨大な時間を費やす必要がある。kf06敵は全部で9種類。ウェーブが上がってくるにつれ、強力な敵が出現する。AIは基本的に死ぬまで突っ込んでくる単純なもの。一応投擲した手榴弾から避難する行動を取るが、それ以外は特に賢い素振りは見せない。時々スタックしているようだが、こちらの攻撃が当たらない所でまごついてウェーブがクリアできない事態には遭遇していない。kf04武器は遠近合わせて16種類(他、弾薬とアーマー)あり、自分が選択したPerkによって適切な物を選ぶといいだろう。これらは基本的に商人から買うが、稀にマップに落ちている。アイテムは回復キットとドアを溶接するウェルダーとあり、これらは最初から持っている。kf08公式マップは6つとかなり少なく、ここが欠点となっている。既にユーザーマップが沢山製作されて、サーバーにも導入されているが、一刻も早く追加の公式マップパックを希望する。

最新のグラフィックを引っさげたゲームと比較すると、この見てくれはかなりB級っぽい。Unreal Engine 2.5を使用しているが、既に過去のグラフィックという感じ。激しい肢体損傷以外見るべき点はない。kf05BGMはロック中心。個人的に耳障りなので切っている。銃火器エフェクトは、Rainbow Sixシリーズのようなリアルさはないが、迫力があり十分合格点を与えられる。

今の所、クラッシュ等の致命的なバグには遭遇していない。細かいバグは照準が突如空を向く、瀕死時のフラッシュで画面が全く見えなくなる、リロードアニメーションが動かないなどを確認している。kf07総評として、価格以上の内容であると断言しよう。L4Dとは毛色が異なるが、クラシカルなFPS、撃ちまくりFPS、協力ゲームが好きならマストバイである。現在でもプレイヤーはいるので、思い切って買ってみてはいかがだろうか。

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