Borderlandsレビュー

注意:このレビューは、以前私のサイトで掲載していた過去のレビューを修正加筆したものです。ゲームに対する考え方等は、できるだけ執筆当時のままにします。

header2009年10月に発売されたFPS+RPGのハイブリットゲーム。開発はGearbox Software、販売は2K Games。PS3、XBOX360とのマルチプラットフォームである。PC版は、Steamから購入した場合にのみSteam実績が導入されるが、リテール版とのマルチプレーに互換性はある。現在このゲームのダウンロードコンテンツとして、Zombie Island of Dr. Ned、Mad Moxxi’s Underdome Riot、The Secred Armory of General Knoxx、Claptrap’s New Robot Revolutionの4つが販売されている。本レビューは主に本編を取り扱うが、これらDLCにも軽く言及する。bl1舞台となる惑星パンドラには、ボルトと呼ばれる封印があり、そこには力・富・女などの人間の欲を叶えてくれる秘密があると言い伝えられていた。主人公たちは謎の女性からの通信をヒントに、悪漢たちと戦いつつ、その秘密を解き明かさないといけない。フィナーレはすっきりしない終わり方だったが、Claptrap’s New Robot Revolution DLCはその後日談となっている。bl12ゲームをクリアーするだけなら、コンパスの中にある薄緑のダイアに向かって行けばいい。字幕は表示可能。ミッションにはパロディーやジョークが多く、それらを読解すると面白い。

最初に、シングルプレイではなく、4人による協力プレーでクリアーしたレビューとなっているので了承して欲しい。先にFPS+RPGのハイブリットゲームと言ったが、Deus EXのようなゲームではない。あのゲームは、乱暴な言い方をすれば、一人称視点のRPGで、とても銃撃戦を楽しむゲームではなかった。こちらはシューティングの楽しさを重視して、それにRPG的な要素を加味している。要は、銃をぶっ放しながらレベルを上げていくゲームであり、むしろDiabloのようなハック&スラッシュゲームに近い。
bl10まずはシューターの部分を説明しよう。移動感覚は普通(idのドシドシとした感覚でもなく、Half Lifeのスケートのような感覚でもない)だが、移動スピードは遅めで、ジャンプがやたらと(Haloのように)フンワリして気持ち悪い。初期の武器交換スロットは2つだが、レベルを上げると最大4つまで増える。それ以上はインベントリーに保存される。銃を発射している感覚はほどほどで、あまり爽快感はなかった。照準が大きく、発射音もあまり迫力がない。敵に当てると、RPGらしくダメージ量が敵の周りに飛び出てくるユニークな仕様。これは人によって違和感を感じるだろうが、個人的には判り易くて面白い要素と感じた。銃火器はアイアンサイトかスコープを覗くことができるが、ゲームを通して使う機会は少なかった。肢体がもげたり、一部酷い死に方(電撃で死ぬと、頭部の皮が徐々に剥がれて、頭蓋骨になった後砕ける)があるが、作風として滑稽さを狙っているので、全く残虐さを感じることはないだろう。ヘルスとシールドがあるのは他のFPSと変わりないが、このシールドは自動回復で、それがなくなるとヘルスが削られる。ヘルスもなくなると、ダウン状態になる。この状態では、出血メーターが徐々に下がりそれがなくなると死亡する。それまで味方の救援が完了したり、自分で敵を1体倒す(メーターが下がるにつれて視界が暗くなる。ロケットランチャーやスナイパーも使えるが、スコープやアイロンサイトを使うことができない)と再び立ち上がることができる。この自分で敵を倒すと復活できるのは、仲間に迷惑を掛けずに済むのでとても良いと感じた。ただ、続けて行動不能をやってしまうと、出血メーターの減りが急激に早くなる。死亡すると、罰金を払って最寄のセーブポイントに復活できる。武器やアイテムは、敵が落したり、緑色のライトが点灯しているボックスなどから手に入れたりする。
bl5次にRPG的な要素について説明する。敵味方共ににレベル(レベルが3以上離れると強敵になる)が設定されている。ゲームの進め方は、依頼人から受けるミッションを達成し、報告することで、金や経験値などの報酬を得る。プレイヤーが選べるクラス(RPGでは職業)は4つあるが、各々が明確に分化されておらず、基本性能はどれも同じである。装備の制限は、クラス専用のMODとアーティファクトを除いてない。つまり、4人全員ロケットランチャーをぶっ放して進めても一向に構わない。クラスの違いと言えば、やはりその習得スキルが異なる点だろう。各々スキルツリーを3つ持っており、事前にどのように育てるか調べておいたほうが良いだろう。敵の出現も、プレイヤーのレベルや参加人数に応じて上手い具合に調節されており、極端に簡単にならず安心した。寧ろ、やや難しい匙加減になっており、特に2周目やDLCを始めた序盤にそう感じた。
bl11次に武器が豊富な点が挙げられる。製作者は何万種類のバリエーションがあると豪語していたが、実際はFPSでありがちな7種類の武器が沢山(威力の強弱、炎や酸などの属性効果など)ある程度。ただ、見た目の違いや、装弾数に応じたシリンダーやバレルがきちんと描かれて好感を持った。照準を武器に合わせると、その武器の詳細が表れ、ゲームをプレーしていく中で次々と変えていく。個人的に、逐一落ちている武器を調べていく作業が面倒に感じた。尚、キャラクターには各々の武器の熟練度が設定されており、敵を倒した武器の練度が向上する。これが上がると追加ダメージなどのボーナスが付属する。何を上げても構わない仕様ではあるが、例えばセイレーンがロケットランチャーを上げても効果的ではないと感じた。各キャラには、特定のカテゴリーの武器強化MODが設定されている(先のセイレーンで言うならサブマシンガンと属性攻撃)ので、それを上げたほうが効率的なダメージが与えられる。またエイリアンの武器は、非常に癖があり、またMOD等で強化もできないため、殆ど使用しなかった。手榴弾は属性効果に加えて、9種類もバリエーション(よく弾んだり、くっついたり)がある。これほど色んな物があるゲームは見たことがないが、残念ながら主力武器の陰に隠れてあまり使用することはなかった。接近攻撃は一応あるが、鈍器や鋭利な刃物を持ち替えたりする要素は一切なし。インベントリーの大きさは、瀕死のクラップトラップを助けることでそのキャパを上げることが可能。弾薬や手榴弾(または武器そのもの)の所有数は、SDUというアイテムを手に入れてその数を増加させることができる。マップには自動販売機が置かれており、ここで武器弾薬などの売買を行うことができる。
bl6乗り物はマップの移動手段として重宝する(The Secred Armory以外のDLCでは出てこない)が、これに不満な点が多かった。まず、乗り物が2人用バギー(搭載武器はマシンガンかロケットランチャーの2パターン)1種類しか存在しない。4人でCoopした際に全員乗れる(The Secred Armory DLC では装甲車がある)戦車が欲しかった。また、これに乗って敵を倒すと著しく経験値が減少する(The Secred Armoryでは減少しないものの、車輌のシールドがごっそり減る)のも理解できない。轢殺や搭載武器での殺傷は、かなりお手軽に敵を倒せてしまうので、弾薬を有限にするなりして制限が欲しかった。最後に、移動手段の他に車両を使ったミッションがあまりなかった。敵として出てくるのも稀だった気がする。
bl13ゲーム性そのものは、シングルもCoopも変わらない(Underdome Riot DLCでは経験値が入らない)が、シングルでClaptrap’s New Robot Revolutionをクリアーした限り、テンポやバランスは結構異なる印象を受けた。味方の蘇生がないので、慎重に進めなければならず、明らかに格下レベルの敵集団にも苦戦した。そして、味方のスキルの恩恵にもあずかれないので、余計難しく感じるだろう。黙々と1人でプレーするので、どことなく寂しい。やはりこれは、ボイスチャットを使って仲間内でワイワイ遊ぶやり方が最高と言えるだろう。bl14シングルで攻略すると30時間(レベル30後半)を越えるようだ。4人のCoopでやった限り、15時間でレベル35まで到達できた。ただ、後半はサブミッションを飛ばしていたので、全部攻略するならもっとかかっていただろう。2周目以降まで考えて作ってあるので、相当長く遊べること請負である。また、現在販売されているDLCのミッションを全てクリアーするなら、本編同等かそれ以上の時間が掛かる。流石に単調なミッションをそこまでやらされると食傷気味になる。bl7敵は悪漢を始めとして、野獣、虫などがあり、派生として特定の属性に耐性を持っていたり、「Badass」と呼ばれる強力なタイプがいたりする。基本的には人間の敵と戦うことが多い。ただ、長いプレーの中ではバリエーションに欠ける。中ボスやボス戦は適度に入って良かった。AIは物陰に隠れながら撃つタイプと死ぬまで突っ込んでくるタイプの2つがいるようだ。bl4残念ながら、本編は終始岩がむき出しの荒地で戦うので、バリエーションとしては非常に乏しい。途中、室内、洞窟内、荒れた市街でも戦うが印象深かったマップはなし。Zombie Island DLCは全く異なるダークな雰囲気なので一番良かった。Underdome Riot DLCは、本編から切り取ったようなマップなので味気ない。The Secred Armory DLCは延々と続くハイウェイ。Claptrap’s New Robot Revolutionは本編の延長上で既に見飽きた感がある。bl3グラフィックはアンリアルエンジンを使用してるが、カートゥーン風の戯画ちっくな表現で、独特な絵柄になっている。FPSにおけるトゥーンレンダリングは本作の他、ⅩⅢが挙げられるが、あのように漫画の平面タッチではない。アニメちっくだなと思うのは、岩に描かれている線ぐらい。他のFPSの中に埋没しない為、このようなタッチにしたのは正解だったと思う。bl8銃の発射音は迫力がないのは前述の通り。キャラクターの声は、ガイド役のロボットが印象に残っている。個人的に、ゲームのトレイラーにあったノリのよいロックなどは一切なく、静まり返っているシーン(メニュー画面とか)が多かったので、違和感を感じた。bl9影が正常に描写されず、チラついていたことがあった。あとCoop中、ゴミ箱の蓋を開けたのに閉まっている描写、MODが装備してあるのに描写されていなかったりなど、致命的ではないが何かしら異常描写を確認している。bl2総評として、どうしてもっと早くこのようなシューターが現れなかったのかと不思議でしょうがない。是非友人を誘ってオンラインでパーティープレーしてほしい。

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