Terrorist Takedown 2レビュー

注意:このレビューは、以前私のサイトで掲載していた過去のレビューを修正加筆したものです。ゲームに対する考え方等は、できるだけ執筆当時のままにします。

tapeta2007年ポーランドのCity Interactiveから製作・発売された低予算FPSの最新作。このTerrorist Takedownシリーズは、過去4作品作られているがいずれも低予算作品である。現在、GamersGateからダウンロード購入できる。tt201ジャーナリストがテロ組織によって誘拐され、拘留されている仲間と引き換えのために交渉を始めてしまった。プレイヤーは合衆国ネイビーシールズの一員として、人質を連れ戻さななければならない。

英語力は不要だろう。普段ゲームをやらないFPS初心者が、マップで迷わないように配慮しているのか、ミニマップが左下に示されてある(設定で消せなかった)ので、それを辿っていけば問題ない。tt202基本的にゲーム性はF.E.A.R.と変わらないので、詳しい説明は省略させてもらう。主な相違点として、まずFEARで搭載されていたバレットタイムがない。シューティングが単調になっているが、私はあのゲームであまり使わなかったので、そうなっても問題とは感じなかった。他に、ヘルスが自動回復になり、携帯用ヘルスパックなどは存在しない。その代償として耐久力は少なく設定してあり、数発の被弾で致命傷になる。不意打ち、数人の一斉射撃などに弱いが、バランス的な問題はなくて良好。手榴弾の被爆は即死となるが、インジケーターで表示されるので、緊急回避は可能(プレイヤーに直撃すると即爆発)だ。FEARのくどいホラー演出は一切存在しないので、ひたすら戦闘に打ち込める。謎解きなども存在しない(スイッチを押したりするものはあるが)。

ノーマルでプレーしたが、総じて優しかった。一番難しく感じたのは、体験版でもあったあの倉庫の戦闘だろう。

総プレー時間は、5時間程度。あっという間に終わってしまい、もう少しボリュームが欲しかった。tt203敵は兵士のみで、ヘリや戦車などは一切登場しない。またボスらしいボスも存在しない。モデリングも使い回しが多かった。今考えるとちょっと不足かと思ったりするが、プレーの真っ最中では、そこまで気にならなかった。tt212AIはFEARのそれをそのまま使っていると思われる。確証はできないが、低予算ゲームでAIまで改良しているとは考えられない。ただ、FEARとはマップ構造が違うので、AIの動きが調整されておらず、ぎこちなくなっている。プレイヤーから射撃を受けると、カバーを探そうと必死になるが、他の者は迂回して後ろからプレイヤーを突こうとしてくる。硬直状態が続けば、手榴弾をよく投げてくるが、何度か自爆していたこともあった。ある程度距離が縮まれば、接近戦に持ち込もうとしてくる。割と広めなホールになると、こちらが戦闘をやっているのに、向こうで呆然と突っ立っているAIもいた。tt204パッケージに、味方AIと共闘している写真があったので、これはFEARになかった要素かと期待したが、基本的にプレイヤー1人で戦う。一応、味方を連れて歩くミッションもあるが、敵AIは味方AIを認識せず発砲しないようだ。何だかいるだけという感じで興ざめした。

体験版で6種類ほど武器が出てきたが、あれらがシングルプレイヤーモードで出てくる武器の全てである。オプションにはファマスやG36などが存在していたが、どうやらマルチプレイヤー用の武器のようだ。後、ショットガンが出てこなかったので、人によってはマイナスと感じる。tt205アイテムは弾薬のみ。机の上によく置いてあるのだが、目立たないので識別し難かった。しかし、敵の銃を拾えばそれなりに弾薬供給はできるので、弾薬不足に陥ることはことかった。tt207マップには低予算っぽさが出ている。広場なども存在するが、やたらと狭い通路が多く、戦い難かった。一部のマップでは同じ、構造を使いまわしている所(マップ7とか)もある。ここは、もう少しがんばって欲しかった。マップ色合いも終始土色で、視覚的な変化も乏しい。tt209グラフィックは、FEARのJupitar EXエンジンを使用している。テクスチャなどは自前だろうが、モデリングなどはほぼ本家から流用しているように見える。ゴアは手榴弾が直撃したときのみ適用され、肢体が欠損する表現はない。気になったのがコントラストで、デフォルトでは日陰が暗く(ライトは無制限)、明るくするとマップ全体が白飛びする。tt208銃火器サウンドエフェクトは中々良かった。BGMは全く印象に残っていない。声優にも問題はなかったが、一部の断末魔には大げさすぎる。tt210私の環境で発生した不具合として、FEARでも発生していた、炎とキャラクターモデル以外は真っ暗になるものがこのゲームでも起こった。また、ミッション6のロード時に必ずクラッシュしていた。これはグラフィックオプションを自動探知にすれば直った。体験版でも起こったが、倉庫の戦闘前に銃火器エフェクトが鳴り止まないバグ。単に武器を変更すればよい。tt211総評として、FEARの劣悪MOD程度にしか看做せないだろう。これに5000円は正直高すぎた。だが、Jupitar EXエンジンの採用を評価したいし、(おんぶだっこではあるが)低予算にしては戦闘が良くできていたと思う。こういったバリューは直ぐに市場から消えていく悲しい運命にあるので、FEARが好きな方は、金を捨てる覚悟で買ってみてはいかがだろうか。

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