Tachyon: The Fringeレビュー

注意:このレビューは、以前私のサイトで掲載していた過去のレビューを修正加筆したものです。ゲームに対する考え方等は、できるだけ執筆当時のままにします。

boxUS-22000年にリリースされた、FPSプレイヤーにはデルタフォースシリーズで知られるNovalogicからのスペースコンバットシム。マイクロマウスが代理をやったスーパープライスエディションを1980円で購入した。現在、Steamで購入できる。

Vista以降のOSで動くかわからないが、XPをサポートしているのは驚いた。アップデートパッチはダウンロードサイトによってバージョンがまちまちのようだ。起動メニューから直接Novaサーバーに繋ぎ、最新版を当てた方がいいかもしれない。
space01プレイヤーはジェイク・ローガンという太陽系に展開するAGTという組織のパイロット。ある任務において、彼はステーション爆破という無実の罪を着せられてしまい、太陽系から追放されてしまう。裸一貫からやり直しの彼はフリーのパイロットとなるが、周辺部で凌ぎを削る2つの陣営の戦いに身を投じることとなる。

キャラクターモデルが殆ど出てこないので、音声通信が基本のやり取りになる。そのためストーリーに没入できなかったが、会話自体はそれほど難しくない。ブリーフィングやニュースなどには字幕が出るが、航行中の会話には一切つかない。F10キーで現在の目標を確認できる。ミッション目標は頻繁に変わるが、平易な単語なので任務失敗となることは少ないだろう。spac05このゲームは自由度がなく、ミッションベースで進んでいくゲームである。宇宙ステーションで仕事を請け、出撃し、報酬を得て機体や装備を買う。そしてまた次の仕事を…というサイクルだ。航行中に海賊に襲われている船を助けたりする状況がたまにあるが、大抵は一本調子である。目的もなく宇宙に出ることも不可能で、仮にミッション中にどこか関係ない場所に行っても、何かイベントが起こるわけではない。交易も基本的に不可能だが、例外的にミッション中に拾った積荷を買い取ってくれるステーションがある。space09シナリオは途中で2つに分かれる。ギャルスパンとボーラという2つの陣営が同時に「~の施設を占領」「~の施設を防衛」を依頼してくるので、どっちに加担したかによって後の話が分かれてくる。

機体操作は初心者向けに作られたフリーランサーより難しい。よく使うキーは限定されてくるが、それでも殆どのキーボードに何かしらの機能を割り当てている。PDF形式でゲームマニュアルと共にキーマップ配置図があるので、それをプリントしよう。最初のチュートリアルミッションで実際にキーを押し、機能を確かめながらプレーするといい。チュートリアルでは親切に操作関連の話をしゃべってくれるのだが、字幕が残らないので辛い。「積荷を積載」「ランディングパットへ着陸」など特殊操作はエンターキーで行う。尚、ジョイスティックを推奨しているが、オプションでマウス操作にも変更ができる。spac07戦闘は間延びしたペースで、お世辞にもスピーディーとはいえないだろう。船は最大5機保持できるが、クラスは速度の出る戦闘機か武器スロットが多い爆撃機しか選べないので船体のバリエーションはない。輸送機などもゲームには出てくるが、それを操縦することは不可能。武器スロット数は機体によって差があるが、全スロット一斉射撃はできない。プライマリーとセカンダリー射撃、及びそれらの同時射撃(および射撃、同時射出数レートの変更)しかできない。戦闘は結構シビアな方だろう。機体が脆いのでシールドが破られると危険だ。特に艦船クラスやステーションに設置されている固定砲台はかなり強力で、数発でシールドは消える。ブースターや武器エネルギーをシールドに変換して戦うことも可能だが、それでも厳しいだろう。space02キャンペーンの途中から、僚機を1機雇えるようになる。雇うために頭金とミッション成功時に報酬から数パーセント天引きされる。この僚機にはターゲット破壊、護衛、自機の後方をカバーなど命令できる。しかし命令してもそれほど活躍しないので釈然としないが、たまに雑魚敵を次々と粉砕するので、いないよりましかもしれない。space13ミッションは、「基地から発進→目的の宇宙区域までハイパードライブ→仕事開始」という流れで、大抵その内容は襲撃、護衛、積み荷回収などお決まりのものが多い。だが、「制御不可能になった救護船のパワージェネレーターを破壊」「敵対陣営のボスへのメッセンジャー」「金持ちが乗る高級旅行船のショーとして海賊と戦う」などシチュエーション的にはバラエティーに富んで面白い。あえて言えば、艦隊同士が戦うミッションが少なすぎたことか。仕事内容は掲示板に「1.どこそこに行く。2.輸送艦と合流 3.目的のステーションまで護衛」と箇条書きで記されてあるので、概ね内容が理解できるが、もちろんそれは二転三転する可能性があるので、F10で常に内容を把握しなければならない。また特定の機体を破壊するのではなく無力化するために、EMPミサイル必須のミッションがある。
space03セーブやロードは一切不可能。ミッション契約時と終了時で勝手に行うようだ。ミッション中に死ぬと最初からやり直しなので、難しいものは不満がたまる。その際、いくつかの移動シーンなどスキップできないものがあり、面倒に感じた。space04艦船を沈めるのは難しい。艦船はシールドとタレットの他、移動のためのパワージェネレータ、シールド回復のためのシールドジェネレーター、タレットエネルギー供給のためのウェポンジェネレータを必ず搭載している。もちろん艦船に接近するのは危険で、タレットが全部自機を狙っている中突っ込むのは自殺と同じだろう。他にいくつか難しいミッションは存在するが、8割は初回チャレンジでクリアーできるような難易度である。space12クリアーまで15時間程度。ミッション内容が似たり寄ったりなので終盤は飽きた。

どちらの陣営に加担したかで敵は決まる(たまに警官や海賊が敵になるが)。機体のデザインは大きく違うのだが、動かすAIは一緒である。space06武器はレーザー、ミサイル、対艦魚雷とお馴染みのものが揃っているが、陣営によって独自のものも存在している。新たに購入した船は、一切武器や補助装備を装備していないので、買ったとたん飛び立たないで欲しい。レーダーは標準装備されているが、敵機のステータスを表示するスキャナー、ロックオン警告機、偏差射撃モジュラーなどは別途に購入する必要がある。自機の船体アーマーを回復したりシールドを即貯蓄するような回復アイテムは一切ない。機体は11種類乗ることができる。どちらの陣営の機体に乗っているかでHUDが異なるが、挙動などは基本的に同じ。space08宇宙空間の様相は乏しい。一部色合い的に戦いにくい場所があるが、フリーランサーのように宇宙嵐やアステロイド群などは存在していない。基本的にどこもかしこも、中央に大きなステーションがあり、その近辺で戦う。そのサイズも小さい。ハイパードライブで簡単に目的宇宙へ行き来できるので、移動がお手軽と感じる一方、宇宙を航行している感じはしない。space10グラフィックは古さが目立つし、最近のFPSを見てると年期を感じてしまう。最近のSCSに比べてアドバンテージらしきものは無く、特にキャラクターが描写されなかったのが残念。space11EAX2.0に対応したゲームだが、あまり反響が効いていた感じではない(一部音声にエコーがかかっていたが)。エフェクトは特にレーザー音が弱い。ミサイルなどは並。BGMは控えめの曲調で、それほど耳に残りはしなかったが、一部印象深いものもあった。主人公の声優は「死霊のはらわた」シリーズでのブルース・キャンベルを起用している。後、ハジョット男爵のような狂人も印象的だった。

  • 正規で購入して、正しいCDを入れてるにもかかわらず、「正しいCDを入れろ」という旨のエラー。しょうがないのでNOCDパッチを適応。
  • とあるミッション成功時に不正終了。一旦終了し再ロードしてみるも上手くプロファイルが読み込めず。このゲームは任意にセーブできないためそのまま詰んでしまった。
  • このマイクロマウスのスーパープライスエディションはマニュアルが入ってない。簡易マニュアルにはCDキーや重要な操作などが書かれたのみ。(追記:日本語マニュアルはインターネットアーカイブから閲覧する事が可能のようだ。通りすがりMさん、情報感謝します。)

space14全く期待しないでプレーしたが、そのおかげで予想よりよくできていた。懸念していた操作やミッションもそこまで複雑なものではなく、キーマップを理解できれば、すぐに縦横無尽に機体を動かせる。

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