No One Lives Forever 2レビュー

注意:このレビューは、以前私のサイトで掲載していた過去のレビューを修正加筆したものです。ゲームに対する考え方等は、できるだけ執筆当時のままにします。

2000年に発売され、高い評価とともに大ヒットしたスパイFPSの続編(発売は2002年)。現在は、残されたリテール版がわずかに売られている程度で、ダウンロード販売はされていない。拡張パックとしてContract J.A.C.K.が2003年に発売された(未プレー)が、こちらの評価は芳しくなく、また入手も難しい。

ストーリーは前作からの続きになるので、事前にプレーしていることが望ましい。前作の最後で国際犯罪組織HARMの黒幕が明らかとなったが、今回はプロジェクトオメガという謎の計画を実行しようとする。プレイヤーは前作同様に卓越した女スパイのケイト・アーチャーとなって、この計画を阻止しなければならない。

前作のストーリーは、スパイ物としては逸脱しすぎるネタやジョークが散りばめられていたが、今回もやはりその傾向はあるようだ。ただ、大分落ち着いたようで、まともなFPSになったという印象がする。そしてゲームの色合いも地味になっている。

クリアーするだけなら、英語力はそれほど必要ない。わからない単語だけ辞書で調べれば、概ねの文脈は理解できる。会話の量も前作と比較して少なくなった。また前作から引き継がれた要素として、情報アイテムという文書があるのだが、こちらの英文もそう難しくなかった。

このNOLFシリーズは、ステルスプレーを推奨しているものの、ある程度のランボープレーにも寛容なゲームである。そのため、私は暴れ回ったプレーとなったが、恐らく製作者が意図したゲームプレーから逸脱しているので、模範的なゲームプレーを望まれる方は青龍さんのレビューを参照した方が賢明だろう。

予期していたよりもステルス色が強いゲームではなかった。というのも、発見されたら即終了というようなシビアなミッションは存在しなかったからだ。終了ではなく、ある地点に戻されるものはある。むしろ戦いながら進める(勿論難しい)ミッションが多い。

また今回からケイトの能力を上げる要素を導入している。目標達成や情報アイテムを発見することで、スキルポイントが獲得でき、それを各能力に振り分けていく。マップ内を捜索するのは、スパイとして理に適った行動だが、あちこちを奔走するのは少し面倒に感じた。私は、ヘルス増大や集弾性といった戦闘に必要なスキルに振り分けたが、そこまで強力になったという印象はない。

特にステルス色が強かったのが、日本とロシアだろうか。連射可能な銃火器がなく、ケイトが撃たれ弱い。私自身が不慣れなせいもあっただろう。出現する敵は、片っ端から蹴散らしていたのだが、各パートの最後は相当厳しかった。

全般的な難易度のバランス(私の無茶なプレーによる戦闘以外)は取れていた。ただマップ上に現存する敵を全て倒しても、出口から新たな敵がスポーンする仕様が厄介に感じた。

総プレイ時間は25時間程度。

敵は全て人間で、モンスターなどは出現しない。見てくれや武器の違いでバリエーションを増やしている。一方で特殊な敵もいるが、四角に折りたたまれた奴以外はあまりインパクトはない。

AIについては言及できないので、ご了承頂きたい。少しばかりステルスを努力してみたが、とにかく細かいマップの変化に敏感で、すぐにばれてしまった。電気を消せばつけに来るし、騒ぎが起これば援護に来る。また行動がランダムで、予測がつかないことが一番面倒だった。

武器はステルス用の武器がメインとなり、アサルトライフルなどの戦闘武器の弾があまりなかった。レーザー光線など、前作で出てきた奇抜な武器は出てこない。特殊なものといえば、カメラやボットを不能にするユーティリティーランチャーだろう。

奇抜なステージは海底基地で、あとは普通だろう。ロケーションは少ない分、その1つの長さで勝負しているようだ。ロシアは特に長く、正直だれてしまった。

グラフィックで際立っているのは、アニメーションだろう。これは私が所持するゲームの中で最も優れているといっても過言ではない。メインメニューで上手から登場するケイトの細かい仕草に注目して欲しい。肩や顔の傾き加減とか、ゲームのようなぎこちなさは一切ない。ただ、ゲーム中にそのようなしなやかなモーションを見せているわけではないので、あくまでムービー用に誂えたものなのだろう。

前作のケイトはキツネ顔であまり好きになれなかったが、今回はタカピー(死語)のお嬢様のようになっている。他のキャラクターは、ケイトほど作り込んでいないようだ。

武器エフェクト及び環境エフェクトは普通だった。BGMは前作よりもスパイ映画のような調子で、このサントラはほしいと感じた。しかし、チャプターごとに曲が変化するので、長いミッションやロシアなどは聞き飽きてしまった。

私の環境では、最初のイノカイ村2つめのステージで、なぜだかロードに失敗してしまう。

総評として、今回もステルスとアクションの両方でプレー可能な設計だったが、戦闘全開のアクションでは厳しいかなという感じ。前作よりはプレーしやすくなったのは確かだ。

広告
カテゴリー: FPS パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中