Ghost Recon Advanced Warfighterレビュー

注意:このレビューは、以前私のサイトで掲載していた過去のレビューを修正加筆したものです。ゲームに対する考え方等は、できるだけ執筆当時のままにします。

2001年にリリースされたGhost Reconの続編(2006年発売)。ただし製作はRed Storm Entertainmentではなく、スウェーデンのGrinになっている。PCのほかXboxやPSでも開発されており、これらはタクティカル要素を省略したり、アクション寄りにアレンジしたりしている。現在、リテール版がまだ残っているようだ。

2013年にメキシコでサミットが開催され、アメリカ、カナダ、メキシコの首脳が出席している最中、軍の一部が反乱を起こし、合衆国大統領を含む各要人を人質に取ってしまう。ペンタゴンは事態を重く見て、救出部隊としてゴーストを投入することになった。

ゲームでは、進むべき場所が表示されるので、進行で困ることはないだろう。会話はそこそこあるが、理解しなくても構わない。ミッション1がちょっとしたチュートリアルになっており、ここで基礎的なゲームシステムを学ぶ。

誤解を恐れず言えば、タクティカルゲームは結局のところ覚えゲーになる嫌いがあり、これも御多分に漏れない。序盤はそう感じないが、終盤は撃たれてから敵の位置がわかるような、いやらしい場所に敵が隠れてる。一発で即死するシビアなゲーム性は緩和された(時々そいういことは起きる)ものの、敵は数で押してくるため苦戦は必須だ。

そのため、事前に衛星カメラで進路を索敵し、お互いカバーしながら慎重に進んでいかなければならない。この衛星カメラは、マップ上空からかなりの範囲を索敵できるものの、敵はマップに溶け込んでいるので、容易に発見できない。撃たれた場合、敵の銃弾の方角を示すレーダーと、実際のマズルフラッシュを見て対応しなければならない。

少し移動力が遅く、もっさりした感覚を受けるが、慣れれば問題ないだろう。FPSの姿勢である立ち、しゃがみ、伏せ、の他に「背伸び」が導入されている。スプリント中に「しゃがむ」キーを押すと、スライディングができる。撃っている感覚も、当てている感覚も良好である。アイロンサイトを導入しているが、手動バーストなら腰撃ちの状態でも、それほど弾丸は散らない。スナイパーライフルはかなり強力で、敵がカバーに使っている壁なども貫通する。

操作する隊員は前作の9人から3人に減ったが、私はあまり多数を指令するのは面倒なので、こちらの方が好ましいと感じた。衛星カメラを通して、隊員3人を各々指示するのだが、シンプルなインターフェイスで好感が持てた。

前作もプレーしているが、大分やりやすくなった印象がある。遠方の敵から一撃食らって即死というのが当たり前だった前作は、理不尽に難しいという感じが否めなかった。セーブはチェックポイントで任意に行えない。ヘルスがぎりぎりの状態だと、やり直しのロードで若干回復するようだ。ただ、それでも難しいステージがある。

総プレイ時間は25時間程度。途中で何度も同じ所をやり直したので、しんどかった部分がある。

敵は歩兵のほか、ジープ、戦車なども登場する。一番恐ろしいのが銃座に座った敵だろう。銃盾が付いているので、兵士が倒しにくく、また真正面からの撃ち合いは確実に負ける。

敵のAIは概ねよくなっている。ただ撃つのではなく、遠くに逃げたり車の陰に隠れたりする。射撃精度もいい感じだろう。問題は味方AIで、いろいろと不満だった。終始Followにしていれば特に問題ないが、あれこれ指示しようとする上手く従ってくれない。例えば、移動を指示すると、敵の放火を構わず突っ切ったり、逆に明らかに安全な場所でも、慎重に進もうとする。分が悪い銃座に対して、身を晒すこともある。

武器の種類は少ない。ライトマシンガンとスナイパーが1種類、あと3種類のアサルトライフルがある。それらにアタッチメントを装着することが可能。サイドアームも4種類あるが、これらに頼るほど弾を消費することはないだろう。ロケットランチャーは強力な武器ではあるが、発熱する車両等にしか発射できない。

アイテムは存在しない。上述したが、特定のマップでのみ偵察ドローンが使用可能だ。これらは上空から自動的に敵を検知する非常に便利なものだ。

マップは都市と郊外に分かれている。個人的には、最初の数マップが一番良くできていた。終盤はどうやら一部同じ場所を再利用しているが、雰囲気が違うので特に問題はなかった。各マップは複雑で入り組んでおり、どのルートから攻めるか試行錯誤できてリプレイ性が高い。

物理エンジンも搭載し、爆破した車両の破片がリアルに飛び散っているのが印象的だった。(当時の)推奨環境からわかるように、ゲームの負荷は大きい。拠点防衛ミッションでは、戦車や兵士がわらわらやってくるので特に重さを感じた。その分、造形やテクスチャは綺麗である。HDRを上手に使っていて、爛々と日に照らされた都市がよく再現できている。アンチエイリアスは切った方がいい。遠くの描画がボケてしまい、明らかにゲームプレーで不利になる。

銃火器のエフェクトは、それほど重低音ではないが、リアルに乾いた音がしていい。BGMは特定のイベントでしか鳴らないが、印象に残る。EAXに対応して、犬の遠吠えや車両の爆音にエフェクトが効いている。

私の環境では、死んだ時にフリーズ(しばしキーンという音が発生して突如フリーズ)を起こした。オンラインCoopにて、致命的ではないにしろ、結構な数のバグが発生した。ゲーム中の不具合では、戦車クルーが乗り込まなくて、ゲームが進まなくなった。

総評として、シングルプレーよりもむしろCoopで楽しさを味わって欲しい作品だ。衛星カメラのマーカー表示のおかげで、テキストでは伝えにくい情報を、すぐに伝達することができる。ボイスチャットを使えば、さらに高度な連携が可能である。

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