Deadly Dozen2: Pacific Theaterレビュー

注意:このレビューは、以前私のサイトで掲載していた過去のレビューを修正加筆したものです。ゲームに対する考え方等は、できるだけ執筆当時のままにします。

n-fusionが製作した低予算ゲームの続編(2002年発売)。前作から1年という短い期間を経ている。この会社が製作するゲームは、おしなべて低予算ゲーム、すなわち普段ゲームをやらない人のロースペックPCに合わせて製作されている。そのため、フルプライスのFPSと比較すると、あらゆる面で見劣りしている。現在、米国アマゾンなどでリテール版が残っている。

前作がヨーロッパ戦線だったのに対し、2は太平洋戦争を題材としている。プレーした感じ、雰囲気ががらっと変わっていて、むしろ同社製作のLine of Sightに近い。ストーリーはないに等しいだろう。淡々とミッションが進んでいくだけで、ムービーや隊員間の会話などは一切挟まれない。

各ミッションのブリーフィングで、上官がごちゃごちゃ喋るが、簡単な英語でミッション目標が表示されるので、飛ばしても構わない。またゲーム中のマップに目印がつけられているので、迷うこともないだろう。

ブリーフィング画面で、能力が異なる兵士から4人を選び、その武器も選択する。重量制限があり、隊員の力量以上になると赤く表示される。恐らく移動力が低下すると思われるが、体感できるほど落ちたことはなかった。また、任務達成に必要なアイテムを事前に持っていくことが推奨されるが、そのようなダイナマイトや対戦車ロケットは、ミッション中に調達(鍵がかったドアは、銃で壊せる)できる。後は地図を見て、敵を倒しながら目標地点に行き、爆破や暗殺などのミッション目標を遂行して指定の脱出地点まで行けばクリアーとなる(時間の概念があったが、天候が変わったりイベントが起こったりしたことはなかった)。ゲーム中に乗り物があるが、限定的でむしろ敵が使ってくることが多い。

ゲーム性は、デフォルトでリアリスティックモード(アーケードに変更可)になっていて、少し厳しいかもしれない。敵の反応が敏感で、かなりの距離から正確にライフルを叩き込んでくる。こちらの銃は伏せてもしゃがんでも照準の収束が遅いため、それを待っている間に1、2発当てられて殺される。遠くの敵は狙撃銃を持っていかないと対処できないだろう。

以下は、友人とボイスチャットを使用したCoopキャンペーンのレビューとなっているので、ご了承頂きたい。Coopでは当然ながら難易度が下がっている。というのも、敵の位置情報を共有し、2人で同じ敵を狙うと大抵撃ち勝つからだ。またCoopでは、全員死んでもゲームオーバーにならず、リスポーンしてゲームが進む。非公式の最新パッチを当てると、リスポーンポイントが移動するのでより便利になる。

リスポーンポイントの移動がほとんどないミッション3は、かなりの時間を移動に費やして面倒だった。他、ミッション8の地雷原では、地雷がかなり見難い。さらに設置されている間隔が狭いので、何度も爆死して閉口した。

総プレイ時間は2人でプレーして、10時間ぐらいだったと思う。

敵は日本兵と軽戦車。前作同様に、AIは草木を透視して撃っている様子だ。そこまで精密な射撃ではないが、1発で即死すると理不尽である。戦車は強力だが、後ろに回れば気づかなかったりすることがあるので、むしろ歩兵より簡単な気がした。

このゲームでは、スコープ付きのスナイパーライフルが強力で、誰か1人は持たせたほうが賢明だろう。サブマシンガンは全くと言って良いほど使い物にならず、距離を詰める前に狙い撃ちされる。中距離ではガーランドが一番使い勝手がいい。日本軍の銃は、どれも似た様な性能で差別化できていない。

マップは似たようなジャングルが続く。印象的なマップはなかったが、目に見えた変化を感じるのはラストの沖縄だろう。

低価格ゲームの中では、それなりに名の知れた作品だったと思うが、私がプレーした2006年にこのグラフィックを評価するのは厳しいだろう。むしろ、ロースペックでも快適に動くと考えた方がいいのかもしれない。特筆すべき点はないが、気になった点を2つ記す。草は自分の近場しか描写されないので、むしろ遠景の敵が見やすい。アニメーションはネズミみたいにチョロチョロする動きで、かなり違和感があった。

BGMは切っていたので評価できない。武器エフェクトは、Medal of Honor: Allied Assault(トンプソンやガーランド)のそれらと似ているのは気のせいだろうか。また、欧米人にはわからないと思うが、日本兵のやる気のない声色は聞いていて残念である。

前作やLine of Sightにあった不具合が残っている。遠くにいる敵兵の声が、あたかも近くから聞こえてくるような音量になっている。他、マップの遠方にある飛行艇のプロペラ音がどこにいても聞こえて耳障りである。戦車から逃げ出した戦車兵が、プレイヤーの入れない建物に逃げてしまうことがあった。一方、これは有効なバグ技だが、一見登れない急斜面を平気で駆け上がることが可能で、死んだ後のショートカットに役に立つ。

総評として、シングルのために買うゲームではないが、キャンペーンミッションをCoopでできるので、仲間内と気の抜けた遊びをやりたいなら買う価値はある。

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