Enter the Matrixレビュー

注意:このレビューは、以前私のサイトで掲載していた過去のレビューを修正加筆したものです。ゲームに対する考え方等は、できるだけ執筆当時のままにします。

日本でも大ヒットした映画マトリックスの版権ゲーム。私はTシャツ欲しさに限定版を購入したが、普通の日本語版をお勧めする。というのも、このTシャツの柄はあまり良いデザインとはいえず、また生地が薄く、数回の洗濯で、クタクタなって色あせたからだ。現在Steamでは販売されておらず、アマゾンで日本語リテール版を確認している。ゲームの制作は、とある会社だが、ストーリー構成やムービー制作は監督であり原作者であるウォシャウスキー兄弟が関わっている。

ゲームは三人称視点の格闘ゲーム。その核となる格闘パートは、アニメーションが良くて気持よく戦えた。しかし、操作性があまり良くない。周囲を見回すマウス感度が愚鈍でフラストレーションが溜まった。また、銃を使った戦闘には閉口した。欠陥品かと言うぐらい銃弾のばらつきが酷い。フォーカスと呼ばれるバレットタイムモードを使わないと当たらない仕様になっている。ミッションのバリエーションは、車に乗って戦闘、ホバークラフト、逃走劇、スナイピングと多彩である。

難易度はイージーで終わせた。

ストーリーは映画マトリックスリローデットで脇役として出てきた、ナイオビとゴーストを軸として進んでいく。また、このゲームのストーリー的な位置は、マトリックスとリローデットの間だが、一部リローデットと被ることがある。

尚、ゲームエンジンを使ったムービーではなく、このゲームのために撮影された実写が使用されているため、映画のファンは買う価値がある。ただ、僕の英語力では、ほとんど理解できなかった。日本語版を選んでおけばと後悔している。

プレー時間は、ナイオビとゴーストの2人のミッションをクリアーするので、長く感じた。全く同じミッションもあれば、独自のミッションもあったりした。30時間は超えていないと思う。

敵は兵士やエージェントなどの人間中心だが、一部特別なマップでセンチネルも出てきた。敵のAIはきちんと物陰に隠れて撃ってくるが、それほど賢いとは感じなかった。かなり問題と感じたのは、ゴーストでプレイした時のナイオビだろう。彼女が運転をしてプレイヤーが追手を撃つマップがあるのだが、どうやらパスに沿って動いているのではなく、自分で考えて動いているようだ。しかしそれが裏目に出ており、あちこちにぶつかって、目も当てられない。他、このゲームは物理エンジンが搭載されており、ラグドールが自然で感心してしまった。

銃火器はかなり出てくるが、先にも述べたように銃撃戦の出来具合は今一つなのであまり活用しなかった。スナイパーも使い勝手が悪い。

マップのロケーションは、郵便局、空港、下水道などきれいなマップが多い。その中でも博物館はとても素晴らしく、敵を倒してからじっくり観察して回った。色合いは映画のように緑色のフィルターがかかっている感じである。

グラフィックやアニメーションは、映画製作陣の手が入っているようで、相当素晴らしい仕上がりである。僕はRadeon 8500(このゲームの推奨環境)でプレーしたのだが、それでも重かった。ある場所ではフレームレートがかなり落ち込むこともあった。後日、Geforce FX 5950 Ultraに買い換えた折にテストしてみたが、劇的に変わった印象は無し。

サウンドは基本的に映画と同じものが使われている。プレイヤーを煽り立てるようなBGMは聞き覚えがあるだろう。銃撃音や各党のエフェクト系の音も素晴らしい。

Windows XPではフレームレートが出ないバグがあったが、最新のパッチで治っているようだ。

総評として、映画のファンならそのストーリーを補完しているので、是非買うべき。ゲームとして見ると、ガンアクションとグラフィックの重さが致命的で、素晴らしいゲームとは言えない。

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