Rainbow Six: Raven Shildレビュー

注意:このレビューは、以前私のサイトで掲載していた過去のレビューを修正加筆したものです。ゲームに対する考え方等は、できるだけ執筆当時のままにします。

2003年に発売されたタクティカル系FPS。現在はRainbow Six 3 Goldとして拡張パックAthena swordが一緒になったものがSteamで販売されている。

ブリーフィングやムービーにて英語が話されるが、要は「敵を無力化する」「人質を救出する」「化学兵器の暴発を阻止する」と単純なもの。しかしゲームの核である戦略を練るパートはしっかり理解したほうがいい。

かなりリアルでシビアなゲーム性は、プレーする人を選んでしまうだろう。残念ながら、僕も制作者が意図したような遊び方ができなかった。基本的に移動スピードや武器切り替えは遅く(もっさりして癖がある)、数発の凶弾で倒れてしまう。また、クイックセーブ等は一切できないので、「こちらも大損害を負いつつもクリアー」では、後のミッションで苦戦するからだ。これはどういうことかというと、ゲームには能力が異なる隊員がいるが、ミッション中に殺されると以後使えなくなる。そうなると(能力が低い)補助隊員しか残されなくなる。そのため、僕は後半のミッションでどうしてもクリアーできずに詰んでしまったことがある。「1人の死者出さずにクリアー」を目指すと、かなりの根気を要するだろう。味方AIチームが、しくじって全滅することも頻繁にあるから。

進入経路を練るプランニングは他のゲームには無い特徴だ。テロリストが立てこもる建物のブループリントに、3つの小隊のウェイポイントを設置していく。当然ゲーム毎にテロリストの配置は変わってくるので、リプレイ性は高い。僕は経路を製作するのが物臭だったので、デフォルトでプレーしていた。死者を出さずにクリアーするには、全てのチームを順番に自分で進めて、突入地点のみAIを使って一斉に制圧していた。

プレー時間は35時間楽しめた。ミッション数が15個程度だったので、1つのミッションに多く費やしたことになる。

普段アクション系FPSをやっていると、相当難しいと感じるだろう。敵の位置はランダムであるものの、失敗しながら学習していく、いわゆる覚えゲー的要素も強い。

ストーリーはトムクランシーが担当していると思われるが、原作である小説との関連は薄いらしい(未読)。ゲームにもストーリーはあるのだが、あくまで取ってつけたようで味気ない。名前をもった悪役が2人いたが、レインボー側には明確な主人公がいないのも残念。

敵はテロリストのみで、エイリアンやモンスターは一切登場しない。AIの行動はちょっと問題に感じる所があった。音を立てて、曲がり角で待ち伏せすれば、調べに来るのでそこを狙い撃ちできる。また、こちらに背を向けて走り去ることもあった。コーナーから覗き込んだ瞬間に撃ち殺されることもあれば、目の前で盛大に外すこともある。敵の視覚は、かなり遠くまで見えるようで、距離があっても正面相対せば発見できるようだ。聴覚も敏感で、これは壁や障害物があっても聞こえている。

屋外戦中心のGhost Reconシリーズと異なり、基本的にマップは屋内になる。工場施設や邸宅など、バリエーションは多いほうだろう。

グラフィックは、新アンリアルエンジンを使っている。特殊部隊のゴテゴテしたタクティカルベストが再現できており良かった。一方、ゲームに直接関係がないような車や木などは手抜きで作られているように感じた。また視覚効果の中で良かったのが手榴弾のエフェクトだろう。画面が焼きついたり、モーションブラーがかかったりする。リロードアニメーションも実銃を基にしている。

物理エンジンはカルマを使っているようだが、どうも違和感がある。敵を殺した瞬間、まるで糸の切れたゴム人形のようにするりと地面に滑り落ちながら倒れていく。

武器やアイテムはかなり豊富で、いろいろな戦略を練ることができるだろう。ミリタリーが好きな人は喜ぶかもしれないが、あまり知識のない人は、拳銃一つに取ってもあまり区別がつかない。(大抵数発で敵は死ぬので)また、ライトマシンガンやスナイパーライフルの意義がよくわからなかった。

銃の発射エフェクト音はオールタイムベストと評していいぐらい素晴らしい。重低音を響かせてくれる。Sound BlasterのEAX3.0を効かせるとさらに反響や定位が向上する。しかし僕は仮想6.1ヘッドフォンを使っていたため、真正面と後方が聞き取りづらかった。

私の環境では、部屋から部屋に移り変わると、HDDに読み込みが入って戦闘に支障が出ました。またメモリが256MB程度だと、プレー途中から不足して読み込みが入ってしまう。

総評として、以後の作品がかなりアクション寄りのゲームになってしまい、残念と思った人は多かったはず。今現在から見ると、グラフィックに目をつぶれば十分遊べるので、購入してもいいと思う。

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