Medal of Honor: Allied Assaultレビュー

注意:このレビューは、以前私のサイトで掲載していた過去のレビューを修正加筆したものです。ゲームに対する考え方等は、できるだけ執筆当時のままにします。

2001年に発売され、FPSの王者Call of Dutyシリーズの原点となった作品である。現在EAのOriginから拡張パック込みで購入することができる。私が購入したのは完全日本語版で、音声も字幕も日本語か英語か自由に設定できる。

発売当初、映画プライベートライアンの世界を体験できると、大変話題になった。しかし、私自身はプレーした当時から違和感を感じていた。例えば、雰囲気はしっかり出ているのに、主人公や仲間は何発銃弾で撃たれようが元気に走り回っている。1人で全ドイツ軍と戦っているように感じさせる大量の敵。少しでもルートから逸れると即死する理不尽なスプリクト、これらである。グラフィックはかなりリアルなのに、ゲームは全くのアクションシューターで、そのギャップに納得がいかなかった。

一番閉口したのが車両に乗ったミッションだろう。自分が乗っているジープは、敵陣の真ん中を突っ切って行くが、物陰に隠れることも先のさぐりを入れることもできない。そのため、敵が見えたら即刻撃ち殺す必要があるが、ジープは蛇行して照準が定まらなくなる。敵は同時に多数出現したり、わかりづらい場所にいたりして、全方向から撃ってくる。ヘルス10などでセーブをしてしまうと、詰んでしまうこと請け合いである。

プレー時間は、いろいろ散策していたので12時間程度だった。拡張パックは両方ともかなり短くて不満が残った。

難易度はミッションによって変わってくる。例えば、オマハビーチや、視界が悪い場所からスナイパーに狙い撃ちにされるミッションは何度もやり直しをした。拡張パックであるリロードセカンドでは、敵から入手できる弾薬の数が減ったので、慢性的にゲームが難しく感じた。特に、仲間のピッキングを援護するシーンで弾薬切れになって詰んでしまったことがある。

ストーリーは史実をベースにしている。主人公は名前以外は明かされていない。当然一言も喋らない。プレイヤーが主人公になって、戦場にいる臨場感を楽しめという意図なのだろう。しかし、私はゲームをするときは第三者的にプレーするので、このような匿名性の高い主人公はあまりにも素っ気ないし、会話はAIが一方的に喋って違和感がある。

敵は主にドイツ兵で、戦車や軍用犬が出てくることもある。基本的に障害物越しの撃ち合いになるので、積極的に攻めてくることはない。かなり接近すると、銃で殴りかかってくる。移動速度が遅いので、少数の敵は簡単に倒せた。

マップはAllied Assaultのオマハビーチ、Reloadの降下シーン、Reload 2ndの砂嵐が印象に残っているが、後は似たり寄ったり。戦争物なので彩度の低いようなマップがほとんどである。

当時、このグラフィックはかなり綺麗だったが、DirectX 9以降のゲームを見た後でプレーすると、やはりというか時代を感じる。Quake3エンジンを使用しているが、個人的には同時期に出たReturn to Castle Wolfensteinの方が好み。出血の表現が一切ないので、不満に感じた。

サウンドは素晴らしい。プライベートライアンで使用された音源を使っており、武器の発射音などは感動するだろう。敵兵が喋るのもドイツ語なので、雰囲気作りに一役買っている。

バグ・不具合などは、ほとんどなく安定していた。

総評として、現在Call of Dutyシリーズの原点としてプレーしても良い。というのも、あのシリーズは現代戦争や近未来戦争に焦点を当ててしまい、あまり第二次世界大戦のものがないからだ。

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