Darkest of Daysレビュー

7.2時間でクリア。主人公は本来死ぬべきだった人間だが、時空を操ってタイムパラドックスを防ぐクロノテックに助けられ、以後その会社のエージェントとして奉仕する任務に就く物語。マイナーなFPSだが、日本語字幕が設定できる。しかしネイティブの最終チェックが入っていないようで、一部未訳・誤訳有り。また文章の最後の文字(一番右端に来るべき文字)が表示されないバグがある。

ゲームは普通のシューター。ある程度の広さを持つマップの中を、割かし自由に行動しながら目標を達成する。タイムトラベルを扱っているものの、時間をスローにしたり巻き戻ししたりするような要素はなし。個人的には、こういう要素はシューターの集中を妨げるかもしれないので、入れないほうが好みである。

舞台は、南北戦争、WW1、ローマといったFPSでは珍しい時代を行き来する。一応WW2も扱っているが、占領後のポーランドという、これまた珍しい場所。1つのマップをクリアするごとに研究室に戻るので、続きをプレーするか他の時代のミッションを進めるか任意で選べる。主人公はあくまで時間を正す組織に属しているのであり、各舞台で戦っている陣営の為に戦っているわけではない。例えば今まで北軍に紛れて任務を遂行しているが、後日南軍として戦うこともある。

ゲーム中、青白く光っている敵がいるが、これは歴史上重要で、殺すべきではない人物と設定されている。これらの敵には、チェイサーと呼ばれる小さなボールを撒いて気絶させる必要がある。もし殺した場合、タイムパラドックスが発生し、別次元から強力な未来兵器を持った兵士が襲ってくる。こいつらを倒せば、それらの兵器を奪うことができる反面、ミッションデブリーフで貰うポイントが減る。このポイントは武器のアップグレードに使用する。このようなタイムトラベル特有の制限は良いと感じたものの、味方NPCがその青く光る敵を倒しても何ら不都合は発生しないという矛盾が残っている。

このゲームの残念な所は、とにかくプレーしたらわかると思うが、強烈なB級FPSである。特に銃撃戦における迫力がなく、終始白けてプレーしてしまう。実際にプレーしてもらったほうが早いので割愛する。

グラフィックはスッキリとしていて悪くはないが、兵士のアニメーションがぎこちなく違和感を感じた。特に肉弾戦で殴りあう兵士には失笑モノである。他、矢や砲弾、遠くで移動する兵士の動きにラグがあるように表示されていた。また壁にめり込んで銃を撃ちまくる兵士も散見した。

武器はその時代のものが使われる。つまり、単発式のライフルやリボルバーがメインとなり、先込め式のマスケット銃は1発毎のリロードとなる。敵の数が多い割には、頻繁にリロードが入って不満が溜まる。一応アクティブリロードを採用しているものの、失敗すれば更に長時間の待ちが入るので、余計に煩わしい。先に武器をアップグレードできると書いたが、まずリロードを最大まで上げるのが必須となる。一方、連射力が高い未来兵器は強力すぎる。この強力な兵器で多数の敵兵を相手するシーンもあり、こういうシチュエーションは面白いと感じた。

南北戦争のAIの動きが酷いと声高に叫ばれている。両陣営のAIが団子状になり、至近距離で突っ立ってバシバシ発砲しているのを見てそう言っているのだろう。しかし、この時代の戦い方を見れば、隊列を組んで真正面から撃ち合うのが当たり前であった。AIは確かに賢くないので、単に棒立ちして撃っているように見えるが、「こういう戦い方だった」と見方を変えれば納得いく。逆に問題と感じたのはWW1の方。あの戦争の泥臭さがなく、やけにNPCの数が少なくて(南北戦争と比べて)小競り合い程度で収まっている。

ゲームそのものに白けているので、ストーリーにも魅力を感じず。また唐突に終了して驚いたが、この程度のクオリティーを長々とプレーしても苦痛なので、早く終わって良かった。

総じてインディーが資金もノウハウも無くやっと作った駄作。興味がある人は、体験版があるので先にプレーしたほうが良い。セールで買う以外の価値はない。

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